12月21日 旅立ち

酸素ハウスに入ってから約10日。今朝7時過ぎに、ぱせり君がお月様へ旅立ちました。先週金曜日、少し呼吸が荒くなったので心臓のお薬(強心剤・血管拡張剤)を追加してもらい、今日の夕方再診を受ける予定でした。

今朝、いつものようにお兄ちゃんとお姉ちゃんが朝食を済ませ、お兄ちゃんがぱせり君に目薬(白内障の治療でいつもこの時間にしていました)をしようとした時、急に暴れ出しました。いつもならお兄ちゃんの膝の上でおとなしくしているのに・・・。あまりに暴れるので「手伝って!」と私が呼ばれ・・・でも二人がかりでもどうにもならないくらい暴れ出したかと思ったら急にくったりとしてしまったんです。あわててケージに戻し、直接酸素を吸わせましたが既に鼻は動いていませんでした。お兄ちゃんが出勤する数分前のことでした。ぱせり君はこの瞬間が、みんなでいられる最後の瞬間だとわかっていたのだと思います。不思議なことに、二人とも昨日の夜中、目を覚ましているんです。和室で休むようになってから、一度もそんなことなかったのに。お兄ちゃんが目を覚ました時は牧草を食べていたそうです。私が目を覚ました時はペレットを食べていました。お水を飲む姿は二人とも見ています。そしてケージの真ん中できちんとお座りしてこちらを見ている姿も、二人違うタイミングで見ています。何を思って見てくれていたんでしょうか。今までのことを思い出していた?何かお話してくれていた?ぱせり君は自分の命があとわずかだということを悟っていたのでしょうね。本当にぎりぎりまで頑張って一緒にいてくれたぱせり君。命の限り、精一杯生きたんだね。あと8日で11歳のお誕生日でした。ぱせり君、今までありがとう。一緒に暮らせて本当に楽しかったよ。たくさんの幸せをありがとう。

こうして見ていると、眠っているようです。今にも起きて元気に走り回りそうです。ぱせり君が旅立ってからしばらくは泣き続けましたが、お昼前になってようやくお花を買いに出かけることができました。ぱせり君、こんなに黄色のガーベラが似合うなんて。かわいいよ。

そして夕方、アンドレ動物病院へ行き、全力でぱせり君を守ってくださった院長先生に報告し、お礼の言葉を伝えました。院長先生は病院の先生方全員に声をかけてくださり、みなさんにぱせり君のことを話してくださいました。本当にお世話になりました。ありがとうございました。先生方のおかげでどれだけぱせり君が健康で長生きできたことでしょう。きっとぱせり君自身も感謝の気持ちでいっぱいだと思います。

帰宅後、アンドレ動物病院からお花が届きました。

メッセージカードには「ぱせりちゃんよく頑張りました」と添えられていて、また涙があふれてきました。素敵なお花と温かいメッセージ、本当にありがとうございました。

お姉ちゃんのお友達からも続々と励ましのメッセージが届き、改めてぱせり君はたくさんの人に愛してもらっていたんだなぁと実感しました。ぱせり君を失った寂しさは想像をはるかに超えるものでしたが、頑張って前を向いて歩いていこうと思います。きっとぱせり君もそれを望んでいるでしょうから・・・。またいつか巡り逢える日を楽しみにしていようと思います。なのでこの日記はこれからも続きます。今後もよろしくお願いします!!

主要 撮影データ:[D3, AF50/1.4D, 絞り優先オート, ISOオート, Av F2.8, RAW, 手持ち, ノートリ]

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