昨日のお出かけでおつかれモードだったので早起きはやめて、今朝は昨日に引き続いてうちのケーンに遊んでもらうことにしました。今日はもう少しましな格好と機材でケーンに失礼の無いように(^^。とはいえ実は軽いロケハンのつもりで家を出たのですが、家を出た途端に「ケーン、ケーン」と近くから声が聞こえてきます。

草葉の陰からがんばっているケーン（キジ♂）を激写(^^。ちょうど一番盛り上がっているところで、様子はというと嘴を思いっきりあけていて目は瞬膜を閉じているようです。人間に例えるならば目を閉じてシャウト！ってところかな？そうそう、昨日ケーンを見ることができずに地団駄を踏んでいた奥さんも呼んであげねば。

今日は折角なのでこのキジのディスプレイを特集しましょう。ここ宇都宮では４月の中旬から５月にかけて市内のあちこちでディスプレイの声を聞くことが出来ます。縄張りを見回りながらその縄張りを主張しているようですね。

ディスプレイを擬音で例えると「ケーン、ケーン、ブルルル・・・」となります。前半の「ケーン」は鳴き声で後半の「ブルルル・・・」はドラミング（羽ばたき）です。まずは準備段階。

見晴らしの良いところで立ち止まって、こうやってグッと背筋を伸ばしたらディスプレイの合図です。写真では既にもう口は半開きですね。しかしまぁ立派な立ち姿だこと(^^。

２回目の「ケーン」を鳴き終える頃にはドラミング（羽ばたき）の準備に入っています。

その後は盛大に（時間にしたら１秒ぐらい）羽ばたきます「ブルルル・・・」。恐らくこのときの気分が最高潮？

羽ばたきが終わってもこんな感じで若干余韻が残ります。羽と尾羽がまだ閉じきっていませんね。

どうですディスプレイの後の満足げなこの表情。この後は何事もなかったように見回りを続けます。

どうもおつかれさまでした。