5/3 戸隠遠征記(その3)
さあ、最終日と反省。 遠征最終日 今日の朝ご飯は一回りした後にと思い、4時過ぎに起床。準備して4時半には出発できる状態になったが、国王さまをはじめまだ誰も起きてこない(笑)。奥さんは昨日の疲れが少したまっているようで朝一はパス。朝食後一緒にまわることにする。昨日と違ってもやもなく天気は良い。予報では今日ぐらいから下り坂となっていたがどうにかもちそうだ。5時前に皆さんと出発。コルリがどうしてもあきらめられないので、今日も昨日と同じポイントで待つことにする。 ポイントへ向かう途中国王さまがかなり遠くにクロツグミを発見する。一体何処を見ていれば発見できるのか不思議だ(笑)。一応シャッターを押したがピクセル等倍でも豆粒なので写真は割愛(^^ゞ。でもみんなの関心はマミジロなのでクロツグミかぁだって。途中キクイタダキが出るというポイントに行くがまだ出ていない(;;)。キクイタをまだ見たことがない私...結局見られずじまい。 と、まだそんな時間ではないのに国王さまが「腹へったよぉ」と言い出し、ちゃっかりいちごさんに朝食おねだりのメールを出している。さすがは国王、贅沢なご身分だ(笑)。でも考えてみればみんな昨日の夕食はそばだけだからしかたないなぁ。そこで、ラーメン組のふんふんさんと駐車場に戻ることにするが、その途中もキビタキやらが出てなかなかまっすぐに歩けない。 駐車場に戻って奥さんとラーメンで朝食、σ(^^)は和風焼きうどんだ。一服してから奥さんと「みそっちょ」ポイントへ向かう。昨日KOUさんが良い写真を連発していたので、KOUさんとふんふんさんにポイントを教えてもらっていたのだ。「みそっちょ」を観察しながらベンチに腰掛けて待っていると、木道の反対側にキビタキが接近。「みそっちょ」も気になるがきびっち(キビタキ♂)も気になるので、迷った挙げ句きびっちに集中することにする。 きびっちもやはりかわいい。複数の個体が縄張り争いをしているのか、追っかけては囀ってを繰り返している。もう少しじっとしていてくれれば写真も撮りやすいのにね。とここへ人一倍(いや、鳥一倍)大きく囀る声が! みそっちょ(ミソサザイ)だ。この小さな体からなんでこんな大きな声を出すのかと感心するが、一生懸命囀っている。尾を振るのを観察していると上下に振るのではなく複雑な、そう、八の字を描いているような感じである。人が近くにいても物怖じせずとてもサービス満点だ。こんなかわいい「みそっちょ」に脳神経まで冒された私はシャッターから指が離れず、初めてバッファーが満タンになるまでシャッターを押し続けていた(バカです)。「みそっちょ」と幸せな時間を過ごしているσ(^^)に少し向こうにいたおじさんがさすがに見かねて、「お兄ちゃんそこにクロジがいるよ」と親切に教えてくれた。 でへぇクロジぃ(まだ麻痺中)?一呼吸おいて現実の世界に戻った私は事の重大さにようやく気付いた。警戒心が強いのか昨日まで散々人の目の前をかすめ飛んで行っていたあのクロジか?戸隠へ来てから今日まで黒い物体が目の前を横切ること十数回。きっとこの黒い物体がクロジなんだと思いつつ全然見た気になれなかったのだ。そのクロジが向こうからこちらに近づいてきているのだ。 ミズバショウのすぐ脇で採餌に忙しいクロジ。全然こちらのことを気にしていない。どんどん、どんどん近づいてくる。 とうとうこんなに近くへ。観光客とおぼしき人たちがすぐ脇の木道を走っていっても全然気にしていない図太い神経の持ち主だ(笑)。もう十分「みそっちょ」とクロジを堪能したので、道が混む前に帰ろうと香辛料さん、かたぴーさん、ふんふんさんにお別れの挨拶をして、木道を一回りしようとしたその矢先、ヨンニッパの最短撮影距離よりもさらに近くへ「みそっちょ」が飛来\(^O^)/。 撮影するために一歩下がってと(^^ゞ。写真から鳴き声が聞こえてきそうだ。x1.4のテレコンを付けたままとはいえノートリで小さい「みそっちょ」がこの大きさ。大感激。 その後木道で国王さまとbadaさんに別れを告げて、駐車場に戻りぱんたさんといちごさんにもお別れの挨拶。KOUさん、プッチさんに挨拶できなかったのが心残りだが、機材を片づけて出発することに。しかし、道が混んでいて駐車場からなかなか出ることが出来ない。ここで戸隠が観光地でもあることを実感。中社地区に下りる途中、昨日食べることが出来なかったおそば屋さんにリベンジ。開店時間前から待っていたので、もちろん一番乗り。badaさんオススメのお店だけあって絶品でした(極楽坊)。来年もまた食べるぞぉ。 長野ICまでバードラインを避けてループラインを行くつもりが、なぜかまたまたバードライン(爆)。往路とは違って東京にぱせり君をお迎えに行くので中央道経由か関越道経由かまよったものの、上信越道で事故渋滞の情報を聞き更埴ICから長野道へ入り中央道を目指す。最初の姨捨SAで牛串なるものを発見し、奥さんと貪るようにかぶりつく。さすがにそばばかり食べていると、精進料理ではないが肉が食べたかったのだ(笑)。その後も途中のSAで色んなものを食べ続けるさまは、学生時代の合宿から解放された瞬間を思い出す。ほとんど渋滞らしい渋滞にも会わず午後3時には高井戸ICを通過。ぱせり君をピックアップする前に、横浜のしっぽへ行こうとしたが目的のものが店頭になく素直にぱせり君を目指す。途中ガソリン補給のついでに洗車も済ませておく(戸隠の駐車場でホコリだらけだったのだ)。 ぱせり君と感動の再会を果たし、針路を栃木へ。上り方向の渋滞を横目に宇都宮目がけて爆走(笑)。まだ明るい午後7時前に家へと到着出来た。ふぅ、お疲れ様。 総括 今回野宿(Pキャンって言うんでしょうか?)初体験の我が家でしたが、王国の皆さんの手厚いフォローのおかげで無事に日程を乗り切ることが出来ました。おかげさまで戸隠を満喫でき本当に感謝、感謝です。色々と初めてで行く前は悩んだりしたこともあるのですが、実際に行って皆さんの過ごし方を見ていると快適な過ごし方のポイントが分かってきたような気がします。日帰りのオフ会も良いですが、こうして皆さんとじっくりと過ごすことができるのはオフ会の醍醐味でしょうね。奥さんともども益々はまっていきそうな予感で、次のオフ会が本当に待ちどおしいです。そして少しずつでも自然に優しいアウトドアライフを充実させていきたいですね。 また、一カ所にベースを構えて昼間は各メンバーが一緒になったり別行動したりと、思いのままに行動するスタイルは正に王国流。初日に舞い上がってペースを考えずに歩き回って2日目からが苦行でしたが、最終日になってようやくペース配分が分かってきたような気がします。でも、目の前に大好きな鳥さんがいるとついつい無理しちゃうんですよねぇ。 驚きはD2H様。3日間で合計約650ショット撮影しましたが、バッテリーは初回充電のまま。しかも残量は余裕の57%。D1Hと比較して電池の持ちが改善されたことは分かっていましたが、うーんさすがです。 いやぁ、でも戸隠は鳥影の濃さが半端じゃなくとても楽しかったです。まだ行ったことのない方がいらっしゃったら是非オススメしますよぉ。 【場 所】 長野県上水内郡戸隠村 戸隠森林植物園 カワセミ王国 カワセミポイント C012 |
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