5/1 戸隠遠征記(その1)

今年のGWの目玉の戸隠遠征記をお送りします。今日は準備編から遠征初日で〜す。それでは始まり始まり〜。

準備編

カワセミ王国で戸隠オフが企画されたのは昨年に続いて今回で2回目。昨年は「戸隠そば&キビタキオフ 」と銘打って計画が始まったのだった。そば大好きの私としては是非とも参加したいオフ会だったのだが、自治会の役員という大役を引っ越して2年目早々に引き受けることになり、その関係で泣く泣くあきらめたのだった。自治会役員を引き受けたことは他にも色々影響があったのだが、それはまた別の機会で...。

3月一杯で晴れて自治会役員から解放された私は、当然オフ会の企画前から参加を心に決めていた。王国のMLで参加を表明した後、特に何の準備をする訳でも無くオフ会当日を指折り数えるだけの呑気な日々を過ごしてしいた。オフ会まで後数日と迫ったそんなある日、RABiCROのBBSに国王さまから書き込みが、何でも車中泊の場合は強烈に寒いらしい(もちろん車中泊のつもりでした)。今でこそ鳥見でフィールドに出ることはあるのだが、元々インドア派の私達。過去に泊まりのオフ会には数度参加したことがあったのだが、どうもこんな私達には課題があるようだ。

早速、準備を始めたのだが寝袋も持たない私達。途方に暮れていると国王さまから「寝袋は持っていないだろうから、羽毛の掛け布団でも十分代用になるよ」との連絡が。寝泊まりはこれでどうにかなるとして、食事は?お風呂は?と悩みはつきない。ここで我が家のいつもの悪い癖で「まぁどうにかなるか」と出発前日から適当に準備したのだった。30日の出発当日。ぱせり君をお泊まりに連れて行き、一風呂浴びてから出発するか〜というところで、またまた国王さまから携帯メール。もう出発していると思って道路の混雑状況の確認のようだ。急いで王国のチャットにアクセスして「まだ家だよ〜」と報告。向こうに着いたら初日の簡単な状況とフィールドでの雪の具合を連絡することなどを確認してチャットから出る。風呂に入って夜中の12時過ぎに出発。奥さんと交代で運転しながら途中目立った渋滞もなく4時過ぎには現地に到着して目覚ましをセットし、しばしの仮眠をとることにする。

遠征初日

5時過ぎ目覚ましに起こされて見ると周りは薄明るく7℃と意外に寒くない。外に出てみるとキビタキの声がさわやかに響き渡り、駐車場には結構車が止まっている。皆さんとっくに準備を済ませて続々とフィールドに出発しているようだ。しまった!出遅れたかと思いつつ同じく今日から戸隠へ来ているKOUさん、プッチさんを捜すことにする。実はフィールドの予習も満足にしていなかったので探鳥のポイントを教えてもらう必要があったのだ。とフィールドと反対方向からKOUさんプッチさんの姿が、キビタキの声につられて探しに行った帰りだそうでした。ポイントを訊くと「木道に行けばいい」と簡潔な答え。先に出発するKOUさんプッチさんに後から追いかけると伝えて慌てて準備を始める。迷った末に冬装備+ヨンニッパで遅れること30分で出発する。

KOUさん達に教えてもらった木道は一周20分程の一番整備された部分であったのだが、それ以外の場所にも木材が地面におかれた状態になっていて、初めての私達にはどこまでが木道なのかサッパリわからない。初めての戸隠はこれまでに行ったどのフィールドよりも鳥影が濃く、野鳥の囀りに包まれているような感覚で必然的にテンションが上がってくる。キビタキの声につられるままに木道から大きくコースを外れて気がつけば鏡池&どんぐりハウスってここは何処?鳥見をしながらゆっくりとしたペースで歩き続けているとはいえ気がつけばもう3時間は歩き続けていることに気付き、どんぐりハウスでコーヒーとそば団子を食べながら小休止。ここで案内図も入手。その間に国王さまに、KOUさん達と落ち合えたこと、植物園内の雪は通路上には全くないことなどを携帯メール。

これはどんぐりハウスに向かう途中で見かけたゴジュウカラ。キツツキ類が木の幹に空けた穴を巣として利用しているようだ。近くには巣立った幼鳥がいて盛んに餌をねだっていて親鳥は大忙しの様子。

天気が良いので歩いていると汗をかく程暑い。半袖でも良いくらいだ。額の汗を拭きつつ鏡池からまた別の道を通りながら11過ぎに駐車場に戻る。

これは鏡池から植物園までの帰り道で見かけたコサメビタキ(若)。このコサメビタキも巣立ちから日が浅いのか親鳥に盛んに餌をねだっていた。

KOUさん達に教えていただいたコースから外れて歩き回っていたものだから当然途中で会えるわけもなく、昼食は参道前のそば屋(奥社の茶屋)でざるそば。そばはともかくつけ汁の味が甘かった。奥さんと午後からどうしようかと相談した結果、奥社の手前の随神門から戸隠牧場へとのびる「ささやきの小径」をサンヨンの偵察装備で散策することに。案内図では「雑木林の平坦な道。語りながら歩くのがよい。所要時間50分」と楽勝そう(^^。ところがこれが大失敗で雪解けで道はぬかるんでいて命からがら戸隠牧場へと着いたのがかれこれ2時間も歩き続けたあと(全然平坦じゃなかった(>.<))。牧場でコーヒーとおやつを補給したもののもう2人の体力は限界。ということで牧場から駐車場まではバスに揺られて戻ることに。200円也。

牧場で見かけたキセキレイ。採餌中こちらに目線をくれたのでパチリ。キャッチが入ればもっと良かったのにね。

駐車場に戻ると、かたぴーさんとふんふんさんもちょうど到着。こちらは戸隠への道中大変だったようでひとまず昼寝をするらしい。私達も昨晩からの夜を徹した移動と、鏡池−戸隠牧場のハードな歩きでくたくたなので車で昼寝をすることに。でも夏休みの小学生のようなもので、昼寝をしていても鳥が気になってすぐに目が覚めてしまう。

そして3時過ぎロクに昼寝もしないまま、かたぴーさん達と夕方の探鳥に出発。今度はヨンニッパ装備で木道を1週しただけ(^^。

これはその途中に出会ったアカハラ。なぜか初認(^_^)v。番なのか2羽で追っかけ合いをしたり並んで枝に留まったり。

採餌をした時に泥が嘴に付いている。ここではアカハラがたくさんいるようで、この後なんだまたアカハラかといわれる程見ることができた(笑)。そしてついに、アカハラの追っかけっこを見ている途中で発見!。

クロツグミ(♂)もちろん初認。今年1月にトラツグミを見て以来大型ツグミにも心を奪われていた私だが、今回の戸隠遠征の目的はずばりこのクロツグミとコルリ。少し遠いがキュートな姿を見ることができ初日からもちろん大満足!。

これは植物園から駐車場に戻るまでの道で会ったアオジ。

このあと駐車場に戻り、晩ご飯の相談をしながら他の参加者と連絡を取ってみると、渋滞の影響が大きい様子で国王さまはまだ出発すらしていないらしい。とりあえずぱんたさんといちご大福さんが長野ICを降りたと連絡があり。2人を待ちながらこっちにいる6人で簡単な自炊をしようということになり、カレーライスを準備。ちょうど調理が終わったところでぱんたさん、いちごさんと合流して8人で夕食を済ませる。ご飯が焦げるハプニングがあったものの、米を炊くKOUさんプッチさんの連係プレーは見事でした。ふんふんさんの増量術(?)も見事でレトルトをベースにしたカレーとは思えない美味しいカレーライスをたらふくご馳走になった。

その後中社の神告げ温泉で入浴を済ませ。駐車場で宴会となったが、精も根も尽き果てた私と奥さんはお先に失礼して就寝することに。今晩は寒い。明日は4時半出発だ〜。

2日目へとつづく

フィールドノートは最終日に3日分まとめま〜す。

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